犬のしつけ方
しつけはとても大切な問題です。
かわいく歩き回る犬と一緒にすごせるのは、
楽しく嬉しいことでしょう。
一緒にすごすためには、人と一緒に暮らすための
生活の約束事を教えてあげましょう。
まだ小犬のうちは、やんちゃでもかわいいですが、
大きくなって同じ事をされていたら問題です。
犬が人に従っていい子でいられるようにしつけをしてあげましょう。
テレビチャンピオン『犬のしつけ』で１位になった
森田誠さんは、犬のしつけの専門家です。
森田さんは、しつけで特に大事なことに、
「犬との信頼関係を作ることが大切」といわれています。
しつけをする上で、おやつを用いてしつける行為や
しかりつける行為は、必要ないそうです。
かえって、従うようにしつけるためには良くないそうです。
むしろ、安心させて、「あなたと共に居たい」と
思わせることが大切と感じます。
そのためには、どんな事に安心するか、
犬の習性を理解してあげて、包み込む事が必要と
お話されています。
お話されている動画
かわいい犬も、その習性を理解して接してくれる飼い主には、
喜んでしたがっていきたいでしょう。
自分のことを理解してくれる人に心を許すのは、
人間と全く同じなのですね。
例えて、「太陽と風」という童話では、人のコートを脱がそうとして、
風は、風を吹きさらし、強制的に脱がせようとして失敗しました。
太陽は、温かく日を照らすことで、自然にコートを脱がす事が出来ました。
犬も、厳しい強制的なしつけでなく、
理解してくれている安心感の中でしつけられることによって、
自然に、しつけがされていくことが理想です。
そのためには、しつける飼い主の方に、
ちゃんと犬を理解してやれるだけの知識が必要です。
かわいがってあげたくて、家族の一員にしたくて飼ったのですよね。
例えば、犬は群れの中で順位をつけています。
本来は、家族が上で、犬は下です。
それが、犬は自分がこの家で一番偉いんだと勘違いしていたらどうですか？
飼い主にも他人にも吠え掛かります。飛び掛ります。
警戒心が強くなります。
噛み付くこともしてしまいます。
散歩は自分がリードしていくものと認識しています。
だから平気で、自分の興味ある方向へ飛び出します。
自分が主人で、人を下のものだと思っているので、
自分に従ってくるもので、
群れの決定権は自分にあると思っているのです。
そして群れを守るリーダーとして、
あたりへの警戒心が強くなっているので、
他の人や犬などに吠え掛かるのです。
これが、群れの中で、順位が下だと認識したらどうなるでしょう。
順位が下だと認識すると、リーダーに守ってもらうために、
リーダーに従うことが喜びになるのです。
リーダーの様子を気にするようになります。
例えば、リーダーの怒ることは、二度としないようになります。
散歩中、あちこちの人や犬に吠え掛かることはありません。
散歩中、リードを引っ張って、飼い主を引きずることなく、
飼い主の横に寄り添って歩くようになります。
身を守ってくれるリーダーに対しての信頼感があるので、
従うことは苦ではなく、喜びになるのが犬の本能なのです。
表情も、穏やかさが出てきます。
精神が安定している証拠です。
ちゃんとしつけられると、とても安心のある表情で、
主人に従っていくという動画があるのでご覧ください。
信頼されるしつけをされた犬の動画
きちんとしつけをされると、お互いに、
快適に過ごす大切なパートナーとして、過ごしていくことが出来るのです。